古典を読み解く神明雅楽
〜源氏物語二十四帖「胡蝶」より其の二
11月30日(土)夕方6時より第31回 神明雅楽を下神明天祖神社の榧前(かやさき)の庭にて開催いたします。
今回の公演では、源氏物語に基づく「胡蝶」と番舞(つがいまい)である「迦陵頻(かりょうびん)」を上演します。華やかな衣装をまとった愛らしい舞人たちが、古典の雅を感じさせる舞を披露いたします。
舞楽の紹介
• 迦陵頻(かりょうびん):「迦陵頻(かりょうびん)」は、極楽浄土に住むとされる伝説の鳥「迦陵頻伽(かりょうびんが)」を象徴した雅楽の舞楽です。この鳥は、人の姿と鳥の体を持ち、美しい声で鳴くと言われています。舞人が持つ「銅拍子」の音が迦陵頻伽の鳴き声を表現しています。鳴き声は仏教の教えを広めるとされ、舞楽ではその美しい羽ばたきを模した華やかな衣装と躍動感のある舞が魅力です。
• 胡蝶:「胡蝶」は、源氏物語第二十四帖「胡蝶」を題材にした雅楽の舞楽です。蝶は、輪廻や復活、不死や長寿などを象徴する存在であり、その舞は生命の美しさや変化を象徴しています。また、「胡蝶」の舞楽は「童舞」としても知られ、特に子供が舞うことで、純粋さや可憐さが際立ちます。蝶の飛翔を模した軽やかな舞姿が特徴です
古典芸能にご興味のある方はもちろん、初めて雅楽に触れる方も、歴史と伝統が息づくこの機会にぜひご参加ください。
入場は無料で、事前の予約も不要です。
都会の中でひと時、平安絵巻が展開する特別な時間をお楽しみいただけます。
詳細情報
• 日時:令和6年11月30日(土) 午後6時開演(雨天時は12月1日(日)に延期)
• 場所:下神明天祖神社 榧前(かやさき)の庭
(東京都品川区二葉1-3-24)
• 料金:観覧無料
雅楽道友会へのお問い合わせは電話:03-3783-2371またはメールフォームまでどうぞ